吹き付けアスベスト粉じん飛散防止処理技術

NJアスベスト除去工法

一般財団法人「日本建築センター」の、アスベストの飛散を防止する工法「NJアスベスト除去工法」の技術です。この工法はアスベストの解体作業で最も重要である作業者への被爆の防止と、周辺環境への汚染を防ぐための工法です。

アスベスト処理の施行実績35年

レベル1の吹き付けアスベストの除去を始め、今後ますますアスベストの処理が厳しくなる事が予想されます。
レベル2の処理、レベル3の撤去もすべて安全管理に基づき施行します。

審査証明 BJ-191
審査証明 BJ-191
レベル1・天井裏に潜む、吹き付けアスベスト
天井裏に潜む、吹き付けアスベスト 天井裏に潜む、吹き付けアスベスト

事前調査1
設計図書、仕上げ表にて確認、現場調査、採取分析
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事前準備2
作業計画書の作成、施工実施表示
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除去作業準備
安全設備設置、区画養生 事前環境測定
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除去作業
湿潤、除去 施工中環境測定
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清掃等
施工箇所固化、区画養生材撤去、清掃 施工後環境測定
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廃棄物搬出処分
適正な運搬、処分

上記の手順は簡略化したフローチャートです。各段階でさらに厳密な作業が実施されます。
この手順の遵守が除去作業者及び、作業後立ち入る人間の健康を守り、作業場周辺へのアスベスト粉じん飛散を防ぎます。

アスベストの除去のための必要条件を満たしたこの「NJアスベスト工法」は、
吹付けアスベストの飛散防止以外のレベル2、レベル3の現場における
アスベスト撤去にもこの技術は通用する工法です。
アスベストレベル2、レベル3とは?
レベル2は耐火材としてケイ酸カルシウム板第2種、配管やボイラー等の断熱材など。
配管保温材エルボ部 ボイラー断熱材 煙突用石綿断熱材
配管保温材エルボ部 ボイラー断熱材 煙突用石綿断熱材
屋根用折板石綿断熱材 石綿含有ケイ酸カルシウム板第2種(耐火) 石綿含有けい酸カルシウム板第2種
屋根用折板石綿断熱材 石綿含有ケイ酸カルシウム板第2種(耐火) 石綿含有けい酸カルシウム板第2種
レベル3は、成型板(スレート波板、フレキボード、吸音板、Pタイル。押し出し成型板)、セメント円筒管(塩ビ管に耐火セメントを成型)など。
石綿含有スレート波板 石綿含有ケイ酸カルシウム板第1種 ビニル床タイル
石綿含有スレート波板 石綿含有ケイ酸カルシウム板第1種 ビニール床タイル
石綿含有ロックウール吸音天井板 石綿含有スレートボード・フレキシブル板 トイレ排水管(トミジ管)
石綿含有ロックウール吸音天井板 石綿含有スレートボード・
フレキシブル板
トイレ排水管(トミジ管)
レベル3の解体・除去ルール
切断、解体している作業者はもちろん、その他の作業者のためのルールです。天井を解体した後の現場にはボード、軽天、空調、電気、塗装、他様々な作業者が従事します。その作業者は、現場でアスベスト含有のボードを剥がしていたことを知らされずに、防塵マスクを使用しないケースが多く、アスベストの粉じんを吸引する可能性が発生します。従ってこの作業者達のためにも湿潤作業を行い、飛散に対し適切な処置や注意を払う必要があるのです。