耐候・防食塗料
変性シリコーン+ チタン酸カリウム繊維含有
「セラポリマー2000」はチタン酸カリウム繊維の持つ断熱・耐熱性能と、特殊変性シリコーン樹脂の持つ耐環境性・伸縮性とを組み合わせた画期的な耐熱・断熱・防食コーティング材です。基材の伸び・収縮・ひび割れにも追従することにより、長期間にわたり優れた防食・耐候性を持続します。
※チタン酸カリウム繊維:直径0.2~0.6μm、長さ10~20μmの極めて微細な繊維で高強度、高剛性、高アスペクト比等の特長を有する。
特徴
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亜硫酸ガス、耐候性に優れ長期間光沢を保ち退色しにくい。 |
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金属防食性能に優れる。(吸水性、透水性、水蒸気透過率が低い) |
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表面は固いが伸びが大きく、ひび割れにも追従する。 |
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金属・FRP・コンクリート等への密着性に優れている。 |
用途
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プラントのパイプ、タンク等構築物、橋梁、海洋構築物の防食(防さび)、高速道路コンクリート、壁勾欄、薬品塩害、対策等 |
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日本瓦のツヤ復活 |
※「セラポリマーFXクリアー」との組み合わせにより、金属防食塗装の耐候性が向上する。 |
施工
施工 |
主剤、硬化剤を所定の比率にて混合攪拌し、ローラー(短毛)、刷毛にて塗布。 |
重ね塗り |
約6時間から4日以内上塗り可能。硬化乾燥6~8時間(20%) |
プライマー |
金属にはプライマーM。コンクリート面はプライマーCを使用 |
希釈 |
キシレン 0~5% |
下処理 |
油分、汚れを取り除く。金属は錆びを完全に落としてプライマーMを塗布。 |
施工上の注意 |
施工中は溶剤臭が発生するので換気をし、施工は保護マスク、保護眼鏡、手袋を着用する。
※ 必要に応じてトップコート、FXクリアーを重ね塗りする。(耐薬品性、耐候性向上)
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データ
密着性 |
100/100 JIS K5400 8.5.2 基材SUS304(膜厚30μ) |
耐塩水噴霧性 |
0.68x10-3mg/cm3・日(JISK5400 8.18) |
耐次亜塩素性 |
異常なし 塩素濃度70ppmに50℃で24時間浸漬 |
耐酸性 |
異常なし 10%硫酸に室温にて1000h浸漬 |
アルカリ性 |
異常なし 飽和石灰水に室温にて1000h浸漬 |
耐沸騰水性 |
沸騰水中に240h浸漬 塗膜異常なし(多少艶引けあり) |
日本瓦塗装仕様
- <塗装行程>
- 1.素地調整
- ①汚れ、付着物等は高圧洗浄機にて完全除去する。
- ②油分がある場合は、専用シンナーで脱脂する。
- ③水洗いの後の水分は、完全に乾かす。
- 2.下塗り
- セラポリマー2000 10㎡/kg 塗装間隔2時間以上
- 3.上塗り
- セラポリマー2000 10㎡/kg 塗装間隔2時間以上
標準塗装仕様
工程 |
使用材料名 |
塗布量(kg/㎡) |
塗布間隔(20℃) |
希釈率(WT%) |
塗装方法 |
下塗り |
本剤 |
0.15~0.2 |
6時間~4日以内 |
0~5 |
スプレー又は刷毛・ローラー |
上塗り |
本剤 |
0.15~0.2 |
6時間~4日以内 |
0~5 |
スプレー又は刷毛・ローラー |
※必要性に応じ任意トップコート(1~2回) |
FXクリアー |
0.1~0.2 |
ー |
0 |
スプレー又は刷毛・ローラー |
※更に高い要求に応じ
耐薬性・表面硬化度及び落書き対策等、トップコートとしてセラポリマーFXクリアーを1~2回塗布する場合があります。この場合上記※行程の追加となります。
耐薬品・排水処理層・薬品床等にご使用の際は、FXクリアーは、1~2回塗り行程となります。
落書き対策にご使用の際は、FXクリアーは、1回塗り工程となります。
セラポリマー2000の調色は、日塗工合わせが基本となります。
標準使用量
標準使用量 |
0.15Kg/㎡ 2回塗り |
荷姿 |
4Kg セット(主剤2.8Kg:硬化剤1.2Kg)
10Kg セット(主剤7Kg:硬化剤3Kg) |
標準色 |
白、ライトグレー 調色は日塗工合わせ |
納期、価格 |
お問い合わせください。 |
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