RCF解体除去技術

RCF対策

RCF = リフラクトリーセラミックファイバー。断熱セラミックファイバーの一種でアルミナとシリカを混合したもので材料繊維が細かく健康障害の可能性がある。建築の梁、柱等の耐火被覆、煙導などのパッキン、空調ダクトの耐火被覆、炉の断熱等幅広く採用されている。

RCFの解体や除去には、アスベスト除去同様の作業員の汚染防止保護具と環境対策が必要です!

RCFを解体・除去する場合の特化則規定

  • 特定化学物質作業主任者の選任(特化則第27条)。
    作業者への作業方法、保護具の使用状況の確認指導。
  • RCFの危険性の掲示。除去時に作業者が見易い場所に掲示する。
  • RCFの飛散抑制措置。飛散を抑制するために除去箇所の隔離養生を行う。
  • 呼吸保護具、保護衣の着用。作業者は電動ファン付き呼吸保護具を着用しなくてはならない。
    繊維を外部に持ち出さないように保護衣を着用する。
  • 清掃の実施。粉塵の堆積は二次発塵となり、外部への飛散防止のためHEPA掃除機で清掃する。

※ 特化則の改正により撤去する場合対応が必要です。

呼吸保護具,保護服,HEPA掃除機


RCFの使用箇所

炉の断熱、煙導、建築梁や柱の耐火被覆に使われています。空調衛生工事では、

  • 駐車場、廊下の排煙ダクト
  • ホール、劇場等脇の設備スペース
  • 商業施設の改修に伴い耐火仕様の排煙ダクト
  • 厨房排気ダクト耐火被覆、等

ニッシン・ジャパンはアスベスト処理を30年以上経験しており、特化則主任者が対応しています。
RCF除去や、空調更新、解体時のダクトフランジのパッキンや配管保温材に使用されているアスベスト処理等もご相談下さい。