設備を守る、施設を守る

防食・防水の工法と技術


配管・フランジ防食

ペトロラタム系防食テープ(デンゾーテープ)にて、桟橋配管、プラント内の配管に巻付けることで長期間防食効果が続き、フランジも同時施工することにより、ボルトの錆発生も無く、交換、点検が容易になります。(国内40年以上の実績があります。)

30年以上経過した桟橋配管。印字が残っている


雨水浸入防止

タンク裾周りのコンクリート基礎に雨水が浸入して底板やアニュラプレートの腐食を防ぐ工法で,ペトロラタム系防食テープ(デンゾーテープ)で基礎のコンクリートとともにアンカーBOXも防水、防食施工し、30年間も防水、防食を維持しています。

シリコーン粘着シート(イヌバシール)で雨水侵入防止


高温配管防食

高温配管防食、煙突のノズル防食、高温タンクの雨水侵入防止にはナイトテープを使用します。繊維と耐熱コンパウンドの一体化した硬皮膜があり、対象の温度により使い分け、巻き付けや貼り付けて施工が可能な特殊防食テープです。(100、200、400℃ タイプ)

ナイトラギーテープによる高温配管保温材の防食


CDR工法 基礎部保護

架台部のコンクリート基礎は、鋼材の錆が進行して、アンカーボルトがサビでふくらみコンクリートが剥落、欠損します。金属部を防食処理(ペトロラタム系)し、コンクリート部を形成して形を整え、仕上げにシリコン系塗料塗布又はFRP 樹脂で仕上げます。

コンクリート強化剤、充填材、表面仕上げ材を塗布


OZ工法

炭素繊維と樹脂で補強し、鋼板の同等の強度が得られ、配管の腐食による強度低下を補います。この工法は火気を使用せず、優れた材料の特長を生かした工法により、短期間で防食+補強が可能です。防食テープ+ガラス繊維と樹脂による腐食対策もできます。

特に配管の架台部は腐食が激しく危険な状態


コンクリート補修

橋脚の打継ぎ箇所、防液堤、擁壁の繋ぎ、クラック等から雨水が浸入しエフロが出てコンクリートが劣化します。浸透性コンクリート改質材を塗布し、800%の伸縮率のある耐候性シリコーンシートで補修します。コンクリート劣化防止は状況により材料を選択したいます。

シリコーンシートによる、継ぎ目の雨水侵入防止


耐薬品、耐候塗料

フッ素樹脂防食塗料(FXクリアー)は特に耐薬品、亜硫酸ガスに強く、耐候性、接着力に優れ薬品タンクや、雰囲気の悪い場所での鋼材の防食に適しています。ガラスフレーク入りで厚みが付く、クリアー塗料(573)はノ分子より細かいので、ピンフォールがほとんど出ない耐薬品塗料です。

特に配管の架台部は腐食が激しく危険な状態


煙突耐震補強 剝落防止

煙突のクラックを補修し強度の強い炭素繊維を1層~3層巻き付け樹脂を塗って積層することで、耐震補強と剝落防止になります。薬品タンク防液堤はガラスマットと耐薬品樹脂を使って、FRPライニング施工も手がけています。

クラック、断面修復後、炭素繊維で補強する



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